東進さんに聞く!予備校の種類と選び方

受験生 受験

大学受験に向けて予備校に通おうと計画を立てている方は多いですが、現在様々な種類や指導スタイルがありそれぞれにメリットやデメリットがあると言われています。
自分にあった指導を受け、勉強を進めていくためにもそれぞれの特徴をしっかり把握し選ぶ際にチェックするべきポイントを押さえておくようにしましょう。

予備校の種類

まず予備校の種類は大きく分けて大手と中堅、個別指導塾と自学自習塾の4種類に分けられます。
まず大手とは講義形式の授業がメインとなり、個別で行う指導に比べては講師との関係はそれほど密ではありませんが、アドバイザーやチューターなどのサポートが充実している特徴を持っています。
志望校にあわせた多彩なコースが用意されていることが特徴の一つであり、生徒一人一人の志望校のレベルや学力に合う講義を選択することが可能です。

大手予備校

大手を選ぶメリット

東進衛星予備校MSGなどの大手を選ぶメリットは受験生に関する膨大なデータを蓄積している実績があり、進路に関する適切なアドバイスを受けたいという人にとっては理想的です。
また講義ではカリスマ講師や有名講師と呼ばれる講師による指導を受けることが出来ることも大きなメリットの一つです。
近年は自分の予定にあわせてスマートフォンやタブレット、パソコンを利用して映像授業を受けられるスタイルも主流となっており、自宅での復習で利用できるなど取り入れるところが増えてきています。

大手に通うデメリット

大手に通うデメリットは講師一人に対して多数の生徒が講義を受けるスタイルなので、個々の理解度や学力に応じたサポートを受けにくいことがデメリットの一つといえます。
学校の授業に集中できないタイプの人は、夜母校の授業についていけなくなる可能性があるので注意が必要です。

中堅予備校

中堅の特徴は、大手と同様に講師一人につき複数の生徒が講義を受けるという指導スタイルをとっている場所が多いですが、1クラスの人数が少なめに設定されている特徴があるので、比較的講師と生徒との距離が近くなにか質問したいことがあったとしても、すぐに質問をして疑問点を解決することがスムーズだといえます。
中堅のところでは多くがオリジナルメソッドを導入することにより大手以上の成果を上げている場所も増えてきているため、注目する人が増えてきている傾向にあります。

中堅に通うメリット

中堅に通うメリットとしては、少人数制なので講師の目が届きやすく個々の理解度や学力に応じた対応を行うことが出来ます。
またアットホームな環境なので質問もしやすく勉強に集中することが出来ることが評価されてます。
定期テストに対応しているところや、映像授業を取り入れているところ、通常授業と平行して個別指導を行っているところもあるなど特徴を持っています。

中堅のデメリット

中堅のデメリットは場所によって地元大学を得意としていたり、英語に力を入れているなどそれぞれの特色が異なるため、予備校選びをする際に事前に情報調査をしないとミスマッチを起こしてしまう可能性があります。
また講師が専任ではなくアルバイトの場合もあるので、講師の特徴なども必ず確認をするようにしましょう。

個別指導塾

個別指導塾は講師一人に対して、生徒は1~2人の少人数制の環境で指導を行うことが出来る特徴を持っています。
集団での授業が苦手であったり、自分のペースでじっくり講師に向き合って欲しいという人はこちらがおすすめです。
最近はオンライン指導やAIを用いた学習ツールを導入している場所も増えてきています。

個人指導塾に通うメリット

個人指導塾に通うメリットはなんといっても、生徒と講師の距離が近いので生徒の学力と理解度に応じてきめ細かな対応を行うことが出来ることにあります。
授業内容をはじめ、曜日や時間なども比較的融通が利くこともメリットの一つです。

個人指導塾に通うデメリット

反対にデメリットは講師によって指導の質が異なることや、中にはアルバイトの学生が講師を務めている場合もあるので事前に講師がプロなのか、合わない場合には他の人に変更が可能なのかも確認を行うようにしましょう。

自学自習塾

最後の自学自習塾は、授業は行わずに参考書などを自習で進めていく形式をとっており、勉強の仕方から教えてくれるので自分で学ぶ習慣を身に付けることが出来ます。
自習に適した環境が用意されているので、勉強に集中することが出来る特徴を持っています。

自学自習塾のメリット

メリットは学習計画のフォローをはじめ勉強方法まで指導をしてくれることであり、講義形式の授業が苦手な人に向いています。

自学自習塾のデメリット

デメリットは学習習慣が付いている人にはあまりメリットがなく、どの程度指導してくれるのかは場所によって異なります。
また指導内容や指導担当者は事前確認することが重要です。

まとめ

予備校の種類や特色を把握出来たら次は実際に選ぶことになりますが、この時にチェックするポイントが授業のレベルや授業の質、予備校の指導スタイルや通いやすさ、オンライン授業の有無なども必ず確認を行いましょう。
多くの方は有名大学に合格者を出している実績や知名度で選んでしまう事が多いですが、やはり自分の学力や性格、希望の学習スタイルと提供されているサービスが合致しているかが重要です。
進学実績だけではなく相性にも注目し、志望校合格に結びつく予備校を選ぶようにしましょう。

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