【2022年最新版】USCPA資格を徹底解説!

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「USCPAの資格取得を考えている」
「USCPAの試験はどこで受けることができるのか知りたい」
「USCPA試験の難易度はどれぐらい?」

USCPAは日本語で米国公認会計士と訳される資格です。
大まかにいうと英語と会計の両方に精通した人材として認められる資格といえるでしょう。
グローバル化の進む現代において、非常に有効なアピール材料となります。

世界的に取得者がいて世界の150か国で通用する資格

そもそも公認会計士は医師や弁護士と並び、三大国家資格とされています。
このUSCPAは単なる公認会計士ではなく、米国で認められた資格なので一層有効度が高いといえるでしょう。
世界的に取得者がいて、世界の150か国で通用するとされています。

USCPAの受験資格について

この資格はアメリカの州ごとに受験資格が異なっています。
内容は学位要件と単位要件に分けることが出来ます。

学位要件

学位要件では4年制大学卒の学士号が必要となります。
しかし、モンタナ州とアラスカ州については、一定の条件下において在学中でも受験できるようになっています。

単位要件

単位要件では、会計単位またはビジネス単位を一定数以上取得していることを必須の条件としており、大学で所定をの科目を履修しなければなりません。
日本であってもアメリカであってもどちらでも問題はありませんが、日本の大学ではこの単位が足りないというケースが多く、新たに取り直す必要があります。
会計単位には会計学、財務会計、財務諸表論などが含まれます。
ビジネス単位に含まれるものは日本の経済学部や経営学部でもおなじみのものばかりとなっているので、それらの学部の出身者であれば難なくとることが出来ます。
すでに大学を卒業していてこれらの単位が不足している場合には、通信講座などを履修して取得する必要があります。

USCPAの試験はコンピューター形式で実施

USCPAの試験はコンピューター形式で実施されます。
コンピューターのモニター画面に出題される問題に対して回答を入力していき、一定の正解数になると合格になります。
出題の形式は四択問題とシミュレーションの問題の2種類からなります。
シミュレーション問題はケーススタディーのような形になっており、基本的な知識だけでなく、応用力が問われるようになっています。
中にはクライアントに対するレターを作成するといった実務的な内容が含まれます。

試験は日本で受験することも可能

受験地は出願する州と一致している必要がありません。
日本で受験することも可能となっていて、東京または大阪の会場にて受験出来ます。
日本で受験する場合にはアメリカで受験する場合よりも追加の料金が必要となります。
USCPAを受験するためにはまず成績証明書の取り寄せを行います。
成績証明書は大学に行って発行することも出来ますが、多くの大学は郵送にも対応しているので問い合わせてみるのもお勧めします。
その後受験資格取得状況診断サービス申込書を見本に従って記入します。
記入が完了したら郵送、FAX、メールにて送信を行います。
結果は書類が到着してから1週間営業日ほどで郵送されます。

アメリカで受験する場合はアラスカ州が人気

アメリカで受験する場合には大学在学中に受けられるアラスカ州が人気です。
アラスカ州で受験する場合にはまず学歴審査依頼を行います。
これはアメリカ以外の大学の英文成績証明書等を学歴審査機関に送るためのものであり、審査結果が出るまでには1ヶ月半から2ヶ月ほどがかかります。
それゆえにその期間を逆算して日程を決めていく必要があります。
学歴審査が完了したら、ブラッドリー大学の追加単位を取得します。
アラスカ州では4年制大学卒業の単位の他に15単位が必要となります。
それらを取るためには最低でも半年はかかります。
一時的に入学をすることにもなるので、その分の入学金も必要となるので注意しておきましょう。
全ての提出書類がそろったらアラスカ州事務局に届くころ、森羅完了の内容を確認してから出願を行います。
社会人の場合には2科目ずつ2回に分けるとスムーズに出願出来ます。
出願が完了するとしばらくして受験票が送られてきます。
受験票の有効期限は6ヶ月なので、6ヶ月以内に受験をする必要があります。
グアム以外のアメリカ内のテストセンターの席予約をすればすぐにでも受験できます。
もしも、日本で受けるのであればこのタイミングで追加料金を支払います。
受験日から1ヶ月ほどが経過すると合格発表が行われます。

USCPAに合格するために

USCPAに合格するためにはまず前提として高い英語力が求められます。
単純な英語力だけでなく、専門用語を知っていることも欠かせません。
メール形式で答える試験もあるので、ビジネス英語が出来なければ合格できないといえるでしょう。
会計士としての知識も非常に高いものが求められます。
英語の文を日本語に訳して解釈して、再び翻訳して答えるという手順では間に合いません。
英語をそのまま理解してそのままの言語で答えられるようにしておきましょう。
出願しなかった科目がある場合には後に再び出願することが出来ます。
それゆえに一気に受けるのではなく、段階を踏んでゆっくりと詰めていくことも有効です。

まとめ

USCPAは有効度の大きな資格なので、時間をかけてであっても取得するメリットは大きいといえるでしょう。

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